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サイト改善

WordPressを続ける? Astroへ移す?メリット・デメリットと維持費を比較

WordPressからAstroに変えると、維持費や保守はどう変わるのか。メリットとデメリット、CMSで企業の担当者が更新できる範囲、向いているサイトを、公式の料金をもとに整理しました。

前回の記事では、SOLEIAのトップページで、WordPressとAstroの表示速度を比べました。同じ条件で測った点数(測定ツールのLighthouse)は、WordPressが74点、Astroが76点。ほとんど差がありませんでした。実際の訪問者の体感までは、確かめていません。

では、点数に差がないなら、Astroに変える意味はないのでしょうか。

調べてみると、点数以外のところに、Astroならではの良さがありました。一方で、向き不向きもあります。企業のご担当者が気になる「維持費」「保守」「更新」を中心に、整理してみます。

Astroに移行するメリット

WordPressは基本的に、アクセスに応じてサーバー側でページを生成します(生成したページを保存して配信する、キャッシュという設定もあります)。一方、今回比較するAstroは、公開前にページを生成しておく構成です。この違いが、次の良さにつながります。

維持費の比較

今回確認したサービスを使った、モデルケースです(2026年10月時点・日本円は税込・無料枠に収まる前提)。

※サーバー代は、無料枠に収まる前提の金額です。ドメイン代は別にかかります。

サーバー代だけを見れば、Astroのほうが安くなる可能性があります。差は、年に1万円前後です。ただ、移行の費用や、保守・修正の依頼にかかる費用まで安くなるとは限りません。たとえば、WordPressなら担当者が管理画面で直せたことが、制作会社への依頼に変わると、依頼のたびに費用がかかる契約では、サーバー代の差を超えることもあります。

また、無料プランには利用条件があります。今回調べたCloudflareとmicroCMSでは、企業のサイトで使えるかどうかを、公式の文書から判断できませんでした。契約の前に、各社へ確認しておくと安心です。なお、Astroを開発する会社は2026年1月にCloudflareに加わっていますが、Astroは他のサービスにも置けます。

Astroのデメリット

CMSで更新できること

CMS(更新用の管理画面)を組み合わせれば、Astroでも、担当者が更新できる仕組みを作れます。たとえばmicroCMSなら、次のようなイメージです。

操作の感覚は、WordPressの投稿画面に近いものです。ただし、これは公式の説明をもとにしたイメージで、実際のサイトで運用したものではありません。

知っておきたいことが、3つあります。

どんなサイトに向いているか

まとめ

Astroは、サーバー代を抑えやすく、保守の手間が減る部分もあり、CMSを組み合わせれば担当者が更新できる仕組みも作れる、魅力のある選択肢です。ただ、移行や保守の費用まで安くなるとは限らず、フォームなどには別の工夫が必要です。一方でWordPressにも、更新のしやすさや機能の豊富さという強みがあります。

どちらが良いかは、サイトによって変わります。更新の頻度、更新する人、必要な機能、かけられる費用。これを整理すると、合う仕組みが見えてきます。今のままで十分なこともあれば、見直すことで楽になることもあります。

表示の遅さが気になっている場合は、前回の記事のとおり、測定上の遅さの原因が、仕組みではなく、フォントや計測用のタグだったこともあります。仕組みを変える前に、原因を調べておくと安心です。

SOLEIA / 安田 由美

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